健康診断

定期的な健康診断を受けることは病気の早期発見、予防につながります。動物は言葉で症状を訴えることができないため、飼い主さまが気づかれたときには病気が進行していた、というのはよくあることです。3~6か月毎の健診をおすすめします。

ネコちゃんは特にシニア期に入ると腎機能障害の発症率が高くなるため、早期発見が重要となります。

【身体検査】 実際に眼で見て、耳で聞いて、手で触って全身の状態を調べます。

  • 口・眼・耳の異常
  • 心音・呼吸音の異常
  • 体温、体格、皮膚の状態
  • 関節の動き
  • 腫れ物の有無
【血液検査】 血液検査は、動物の健康状態を知るうえで欠かせない検査です。

赤血球・白血球・血小板などの血液中の細胞の数やその形態から、貧血・炎症・感染などの有無がわかります。肝臓や腎臓などの内臓の状態の他、血糖値やコレステロール値などを調べることにより代謝の状態、ホルモン疾患の可能性もわかります。

【尿検査】 尿の成分を調べることで腎臓や尿路の病気だけでなく、脱水の状態やホルモン疾患の可能性などがわかります。

血液検査と同様にペットの健康状態などの全身状態を知る上で大切な検査となります。

【糞便検査】 お腹の中に寄生虫がいないかどうか、腸内細菌のバランスはどうか、消化状態はどうかを調べます。
【X線検査】 X線をあてて、写真を撮ります。
胸部レントゲンでは、心臓・肺・気管の状態がわかります。

腹部のレントゲンでは腹腔内臓器の位置関係や大きさ、腫瘍がないかなどを調べます。骨や関節の状態を確認にも有用な検査です。

【超音波検査】 心臓の状態やレントゲン検査などでは判断しにくい腹部臓器の内部構造などがわかります。
【心電図検査】 心臓の電気的な動きをとらえて、主に循環器・呼吸器の異常を検出します。

正常な場合は一定の波形を示しますが、異常がある時は波形や間隔が乱れます。

診断表


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